2013/11/02

vostro 1000 Linux

DELL VOSTRO 1000をLinuxで確実に起動させる方法を教えます。
なお、ほとんど同じ仕組みの、inspiron1501も同じ方法が使えるらしい。
また他の機種でもハードウェアの性能を最大に引き出すヒントとしてこれを読んでみてください。

一つ目


  1. 起動する。ATIのグラフィックのドライバーがバグって画面がグチャグチャになる。
  2. 起動したまま、画面を完全にたたむ。
  3. サスペンド状態になると電源ランプがふわっと点滅する。
  4. 画面をまた起こすと、復帰する。
  5. ちゃんと画面が表示される。
  6. ついでにBIOSをメインメモリにコピーした領域が書き換わった警告が出る。しかしなにもおこらない。
  7. 電源を切るときにまたグチャグチャになるが、Xを終了するときはちゃんと表示される。

これは、インストール時から使える方法です。
なおWindows Vistaのようにサスペンド状態をいつも使うのも大丈夫です。
しかし、syslogになにかカーネルの機能が異常終了したのが記録されており、
ひょっとするとCPUが1コアしか使えない場合もあるかも知れません。
なお、サスペンドから復帰できない現象ですが、BIOSでHPETを有効にすると起こることがわかりました。
デフォルトでは無効になっています。なんか色々手抜きなBIOSが載っているようですね。

2つ目

radeontoolというユーティリティを導入することです。
Debian Wikiには、radeon X200系列について、
もう何年も修正されていないバグがフリーのドライバにあり、
起動時スクリプトで 

radeontool light off ; sleep 1; radeontool light on

するとなおる、と書いてあるそうです。
radeontoolをインストールしたあとの 最近の、サービス管理であるsystemdの設定を教えます。
[Unit]
Description=reset screen radeon driving
ConditionPathExists=/usr/sbin/radeontool
After=systemd-logind.service
[Service]
Type=oneshot
ExecStart=/bin/sh -c '/usr/sbin/radeontool light off ; sleep 0.5 ; /usr/sbin/radeontool light on'
StandardOutput=syslog

[Install]
WantedBy=multi-user.target

このようなファイルを/usr/lib/systemd/system/radeonflash.serviceという名前で置きました。
/etc/systemd/system/radeonflash.serviceのほうがいいかもしれません。
で、# systemctl enable radeonflash.service
して、再起動してみてください。グチャグチャな画面が突然治って、ログインできるようになります。
たぶんこういうことの意味を調べておくと、あとで助かります。

無線LANがつかえない

ワイアレスLANは、ややこしいです。
これは、Linuxをインストールしただけでは使えないことも良くあります。
broadcomのモジュールはカーネル搭載のものとプロプライエタリのものがあり、
ファームウェアだけはプロプライエタリドライバーの中に入っていて、
これをb43-fwcutterで取り出して/lib/modulesに入れる必要があります。
そこまで出来るまで、有線LANにつなぐので面倒です。
更にいうと、無線モジュールは5GHz対応でも5GHzのアンテナがついていない、またはオープンソースのドライバが5GHzを扱えないということがありえます。
またExpressCardやUSBにさす無線LANモジュールも使えるので、最新の高速無線を使いたい場合は
そちらのドライバーの方が新しいバージョンのLinuxカーネルに入っているかもしれません。
また同じbroadcomの内蔵でもアンテナが2本のままn規格に対応でオープンソースドライバもある新型があるようです。
ネットでLinuxで使えるという報告のある機種を買いましょう。

古いLinuxを使いたい

CentOSなどかなり古いカーネルが現役であるときがあります。
そういった時は、普通に起動しません。BIOS画面でUSB Legacy SupportをDisable もしくは pci=nomsiをカーネルパラメーターに指定すると動くでしょう。
BIOS設定を変えるやり方はWindows10なんかでも効くのだそうです。

Xorg、その上で動く3Dゲームやブラウザや動画を高速に

古いパソコンなのでChromiumのたぐいは変な動作をすると思います。
おそらくハードウェアアクセラレーションを切るか、chrome://flagsでマテリアルデザインをなんとかのコントロールに適用で改善します。
またRADEONはデフォルトで有効なVsyncの設定で明らかに遅くなることがわかっています。バッテリーの持ちを気にしないなら切ります。
$HOME/.drirc
<driconf>
<!-- https://ubuntuforums.org/showthread.php?t=2269830 -->
<device screen="0" driver="dri2">
<application name="Default">
<option name="vblank_mode" value="0" />
</application>
</device>
</driconf>

/etc/X11/xorg.conf.d/50-radeon.conf
Section "Device"
Identifier "Card0"
Driver "radeon"
Option "MigrationHeuristic" "greedy"
Option "SwapBuffersWait" "0"
EndSection

メインメモリが4GB以上ある場合、1GBまではビデオメモリにしても安定しています
/etc/modprobe.d/50-radeon.conf
options radeon tv=0 audio=0 gartsize=1024

更にカーネルパラメータにpci=pcie_bus_perf,ecrc=onを設定。エラー訂正のせいでCPUのパフォーマンスは落ちるかも。

レアアイテムで超強化

ちなみに、DDR2の4GBのしかもSODIMMのメモリモジュールを持っていますか?
珍しいと思いますがもしそれがあれば2枚同時にVostro 1000にさして、
x86_64対応のLinuxを動かすことができます。
BIOSも(最新v2.6.3)8192MB認識して、さらに付属の(F12押してからDiagnosticを選ぶ)ハードウェアテストも合格します。
Linuxも8GB使うことができ、ファイルの転送をするときメモリキャッシュでだいぶ使っていますがエラーはありません。
/dev/shmの仮想ドライブもたっぷり使えます。
さらにハードウェアハッカーならCPUをTL-64やTL-66に変更してもっと速くすることができます。
Vostro 1000は発売された時期と、その値段にしては、とても強力な拡張性を持っていると言えます。
であるからしてLinuxで快適に動くとわかれば買い換えたいのに買い換えられません。

動作が速くなるオプション?

これは、あまり検証していないので注意。
/etc/default/grubで基本はこれ!# grub-mkconfig > /boot/grub/grub.cfg でgrubに適用

GRUB_CMDLINE_LINUX="amd_iommu=fullflush"


20161109 SunSpiderも重くなった。このオプションでどうだ。

GRUB_CMDLINE_LINUX="amd_iommu=fullflush i8k.force pci=pcie_bus_perf acpi_osi=\"Windows 2006\" "


バックライトの問題

液晶の明るさを変えるのは体のために非常に大事ですが
Xorgを立ち上げている時にバックライトのキー、つまりFn+↑↓をおすとXorgが固まってしまう問題がありました
海外のフォーラムでカーネルパラメーターに

acpi_video=vendor

を加えると治る事が分かっています。

ファンがうるさい バッテリーを食う

2017年です。Vostro 1000もこの頃Linuxの開発でも面倒を見切れないぐらい古くなってきました。
Ubuntuでは治っているバグだそうですが(相変わらず自分のだけ直すUbuntuの開発チームの癖)
、とりあえずカーネルパラメータに次を追加してみてください。

acpi=noirq

もしくは

pci=noioapicreroute


するとCPUの周波数が変わり暇なときは休むので静かで省エネになる。
で、上のほうはGPUの割り込みが旧式のPiC割り込みになるが、割り込み線をGPUが独占するので、意外と描画がいい。
この問題はカーネル4.2から起こるみたいです。
しかしファンについては一度上がった回転数がなかなか下がらないみたいで、解決できませんでした。

linux カーネル 4.6.2以降で遭遇する問題

ArchLinuxは最新なので、たまに新しい問題が生ずる。
当方ではLinux カーネル4.6.2以降でシャットダウンしても自動で電源が切れません。
ここで強制終了しても、ファイルシステムはアンマウントされていて不具合ありません。
私はパスコンを足すなどの安定性を高める改造をしているので、それが原因かもしれません。だからバグトラッカーに出せません。
もしコレのせいでなければ これからでる、より人気のLinuxディストリで問題に遭遇するかもしれません。
この問題は今の所前のバージョン、つまりLTSカーネルにするしか回避方法がない。


なお、常に最新な、Archlinuxで実証しています。