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2016/03/19

新しいデザイン明朝「Hori」が完成

このサイトでやっている実験、昔のビットマップフォントをアウトライン化し、変換ツールの癖を使って新しい表現を可能にする
fontforge+potraceからの自動アウトライン化 その新作が出ました。
なおまだ不具合が完全に見つかっているわけでない。なのでしばらくベータです。ウェブフォントにできないかも。
修正済み Kanji48.bdf からコンバートでJIS X 0212の文字が使えます。旧字体もそこそこかけるかもよ。
今回は、potraceの-aパラメーターの調整で絶妙に角と曲線を組合せることに成功
どうやるのか。fontforgeでエレメント>自動トレースのところを、Shiftを押しながらクリックすると、potraceのコマンドライン引数を入れることができる。
-a は、0.1 から 1 程度で調整 その他にもLinuxで

$ man potrace

すればわかるがいろいろな値の調整ができるので、
本気で美しいフォントを作るなら研究の価値あり
なお、和文フリーフォント集2に大量にのっているFGフォントは、フリーのアウトラインフォント 例えばIPA明朝をビットマップにして、potraceでベクトル化、その時の癖を使っていると読んでいます。
この方法のほうが、きれいなフォントができると思われる。
それからfontforgeの縦書きはどのソフトでも使えるようにするのが難しいらしく、今回勉強しました。
もしまた崩れたらこの記事でコメントください。
びっくりされないようにサンプル画像を書き直しました。
ただそれだけ
人ってみんな実はこんなもんなんだと思います。
Horiフォントの公式ページ
ダウンロードはGoogle Driveから<ver001.004
2018-01-31 バグ修正:フォント名の表示で文字化けしたり、Hoしか表示されないのが改善されているはずです。
Horiは実に、元になったkanji48.bdfの雰囲気がよく再現されています。単なるアウトライン化より、なにか光るものがあるはずです。
こんな人におすすめ
0:上のサンプル画像のように 自分を主張したい
1:何か同人漫画で昔のお店の木の板の看板の文字を探している
2:昔のビットマップ明朝の味が今でも気に入っている(パソコン画面で小さめに写すと結構そんな味が出ます)
3:パブリックドメインでマトモなプロポーショナル明朝フォントがほしい、改造したい
4:同人ゲームで押しの効いたセリフを出したい
5:明朝体がほしいはずなんだがどれも美しすぎて迫力が弱い

HOKKORIフォントもよろしく

HoriフォントはHOKKORIのバージョンアップ版に近い存在です。
HOKKORIはとくにかな文字でもう少し角が少なくて、曲線美があります。
これはHOKKORIフォント完成のページから。
このブログで突然しばらく触れていなかったフォントのことをいうのは、コメント欄でサポートを受け付けるためです。
更新:ついにHOKKORIの改良版が出ました。HOKKORIRegular.ttfはJIS X 0212のグリフが使え、縦書きが可能、字体の改良に
Windowsのフォントビューアで表示できるという、当たり前のことをやっとクリアしました。
悩んだ挙句にTTFで出力するだけだったという。顛末はコメント欄をご覧ください。
日本語環境では「ほっこり」とフォント選択欄に表示されます。
現在、両方共ダウンロードできます。共用はできないかもしれません。

自動化はつらいよ

ちなみに自動化というのはややこしくて、自動で文字を作ったあとにValidateエラーが大量、縦書きのデータベース付加など、自分でやらないといけないことが多い。
だから等幅フォントしか作っていない。
もしかすると、フォントというのが合字やリガチャなど仕掛けがあるので
いろいろ自動化が本当はできるのかもしれません。
自動化システムは活字の会社が持っているのが立派で、もちろん秘密、オープンソースでは花園明朝のKAGEシステムしかないです。機能が限定され これでゴシック体を作るとかっこ悪いのだそうです。
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2015/10/16

Nemukeフォントのその後とフリーフォント大辞典

私troppositeがつくり、このブログのフォントカテゴリに紹介記事のあるNemukeフォント
奇妙な書体であり、使われているシーンを見たことがありません。同人誌ならあるのかな?
クリックで拡大>>こんな感じのフォント

これを載せたいと、翔泳社から問い合わせをいただき、
ありがたく承諾したのですが、
Nemukeフォントは縦書きにエラーがあると、結局見送りになりました。
あれ修正版を出したはずですが、みなさんどうですか?

ところが・・・
出来上がった「続・和文フリーフォント集」が送られてきたのでみると?
「FGポテ明」「FGポテミックス」なる、見慣れない名前のフォント、この本のプロデューサーが作ったみたいだ?
しかも、わてのNemukeによくにているが、Nemukeにあった不気味さがほとんど全く消えているのは恐れ入る。
ポテ明はわてのHOKKORIに似ている。これも落選したフォントです。

FGシリーズにはfontforge+potraceでベクタライズした特徴が出ている、丸が◇に近い形のグリフが見えるものも。
FGシリーズはこの本の少なくとも1/4ぐらいはある。インターネットで要登録でダウンロードのFGシリーズが匿名で買えます。

これを私はどう受け止めていいのかわかりません。
フォント業界だから、ゴナと新ゴの違いよりはあると受け止められるでしょう。
とにかくこのふぉん、おっと本には80種類のフォントが紹介+DVDでついてきます。
これが\2100とね。フォント厨は急げ!
2014/05/12

和田研フォントの本当の使い道

和田研フォントという、不思議な形のフォントがあります。
自動的にコンピューターで文字の部品を組み合わせて作られた、
最初の日本語フォントです。
これは実にマヌケな形をしています。いまどきIPAフォントだろう?
どうしてこの様なマヌケな形のフォントが今でも公開されているのだろう?
とにかく時代とともに拡張され文字の数がUnicode6.0の絵文字までものすごくたくさんあるのはすごいと思っていました。
そう思っていました。
ところが、気の迷いでメモ帳のフォントを和田研フォントにしたら不思議!
文字に込められた人の気持ちが伝わってくるような気がしたのです。
ブログの文を保存したファイルとか、2chのログとか、
なんか気持ちが伝わってきて、実に早く読めてしまうのです。
今の明朝やゴシックはすごく格好良くて、それに応じたかっこいい文でないと、とても似合わなくなっています。
そういった洗練されたものは結局デザインに関する本やサイトが一番似合っているということになります。
ところが 和田研フォントは人間の代弁をしてくれるのです。

例えばメモ帳や 2chブラウザや 小説のテキストファイルに似合っているフォントかもしれません。
2014/03/09

FontForgeのBlueValuesのエラーを直す方法

FontForgeは 無料で使える、唯一のフォントを作成できるソフトです。
FontForgeでは、バグバグで正しいのかわからないけれど、
一応Validiateという作業をしてくれます。
いろいろな修正を要求されるのですが、なかにはフォントの表示自体に関係のある重要な問題も指摘されます!
いちばんわけがわからないのがBlueValuesのエラーです。
BlueValuesはただの数字の羅列です。
これは、FontForgeがかってに推測して値を付け
FontForge自身のValidiateで不合格になります。

えー、自分の場合、BlueValuesの前の2つの値がマイナスになっていたので、
これがunsigned intで極大になってToo bigとエラーが出ていたのかと思い、
この2つの値を削ったら合格したので、皆さんの場合では どうでしょうか?

もしくは、日本語の等幅フォントをお作りなら、フリーで改造が許されているIPA明朝をfontforgeで開き、解析するのもいいでしょう。
たしか[[-250 -250 1100 1100]]だったっけ?
この方がスマートです。
2014/03/09

FontForgeの新しいサイト、新しいバージョンが出来たのを知ってる?

FontForgeは無料で使えるほぼ唯一のフォント製作ソフトだけど、
不安定でよく落ちてデータが飛んでしまう。
何かちょっとしたことで落ちてしまう、
そんなソフトでした。

しかし、
http://fontforge.github.io/en-US/
これを知っていますか?まだ工事中ですが、ここではなんと2014年にリリースの全く違うfontforgeがあるのですね。
変な独自UIからある分野でよく使われるgtk+2の機能を使うようになりました。
全く安定して動きます。落ちません。無理が効きます。すごい違いです!
バージョンは、2.0.20140101になっていると思います。

ところが、
http://fontforge.github.io/en-US/downloads/
そうダウンロードしようとすると
あれれフル機能が使えるには120ドルを払わないといけないらしい??
FontForgeは開発が大変過ぎるのでお金が必要らしい。
こんな意地悪なように思えますが抜け穴があって
最新版のソースコードはフル機能が制限無しで提供されているので、これを自分でコンパイルすればいいのです。
しかし、Windowsでは難しすぎます。
そこで「Linux」です。
Linuxディストリビューションの開発ボランティアがソースコードからパッケージにしてくれていて
Linuxを使えば苦労なく制限無しで最新のFontForgeがインストールできます。
そりゃFontForgeはGPLライセンスで提供されているものだからそうすごいいじわるはしません。
自分もArchLinuxでNemukeフォントを作りました。ただです。しかしArchLinuxのインストールは専門知識がいります。
UbuntuやFedora、LinuxMintなどのインストールしやすいLinuxではまだ準備が出来ていないようで、
2014年後半か2015年にリリースされる最新版を待つと
確実に最新のFontForgeが提供されると思います。
もしくは、ソースコードからのビルドはLinuxであれば格段にたやすくなります。
必要なものがすでにだいたいはいっているので開発用のパッケージ一式をインストールすればいいからです。ただちょっと知識が必要です。ビルドの前にFontForgeをアンインストールするのも必要です。