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2014/10/11

Solarisはなんで人気がなくなった

Solarisは90年代はネットの向こう側(いわゆるサーバー)ではLinuxが貧者のSolarisといわれるぐらいの地位がありました。
しかし、なんで人気がなくなったのか?
私は無謀にもSolarisの放り出された娘であるOpenindianaを雰囲気だけで入れて使ったら解ってきたものがあります。
(ほら、娘と表現しているでょ)

難解

Linuxのman pageは基本的な知識さえあればよめるものが多いのですが、
Solarisのは理由分からない言葉が多く、一つ読んでも分からず何から何まで読むことになる。
機能拡張が立派でサブシステムやフレームワークを用意し、カッコイイ名前を付けますが、
膨大な知識が必要です。
例えば他のほとんどのOSで「スレッド」と言われるものが「LWP」「light weight process」「軽量プロセス」という表現のし方をします。

複雑

LinuxがUNIXを見習って作っているのに対し、SolarisはUNIXらしくないところがあります。
UNIXを改造して進化したつもりが、何か変だ。
おそらくお客さんにクレームをつけられないように、お客さんのミスを当てつけされないようにしてあるのですが、これはハックがつまらないことをいみする。
シンプルであるべきところがシンプルになっていないのです。
Linuxであれば自由に中を冒険し、設定ファイルを見て、ディレクトリ構造を見て勉強できますが、
Solarisは難解にできています。
多くの設定ファイルがコマンド経由で変更するようになっています。
Linuxはハック前提で興味本位で調べて興味本位で改造できます。
Solarisは正しい手順がややこしいのです。授業をしないと分かりません。
さらにいうとIPSというリポジトリシステムは一般的なFTPサーバーによるミラーができない、専用のサービスが必要なのでミラーサーバーや非公式リポジトリ(UbuntuにおけるPPAなど)がほとんどない状態です。

進歩がとろい

これはシステムの中核の部分ではありません。ZFSなんて最先端の一つでしょう。
まわりのオープンソースコンポーネントがいくら何でも時代遅れ。
そこを新しくしないと絶対に新しくならないものがある。
ええ。いつでも正確に動いてくれるのは構わないのですよ。しかし、redhatの方が新しいのが用意してある。便利。
またIntelの無線LANでそろそろ5GHzに対応してもらわないとWifiスポットが多い今に付いてゆけるか。
Openindianaの開発チームはバグ報告を無視するので
たとえば実質正式リリース(pre-release、151a9)の方で重大な脆弱性を直さない。
Heartbleed,Shellshock,ucodeadmの最新マイクロコード非対応、細かいバグもCloseになっていない。
たとえばシャットダウン時にHDDが思い切りスカンと鳴ったりする。強制終了かよ。

大 発 見

Openindianaの「契約数」のパラメーターを
2コア4スレッドのCPUで(intel Core-i3 350M)
最初10kで多すぎ、2でも4でも少なすぎ、12にした所パフォーマンスが明らかに改善した。
まさか?売っているSolarisはどうなっているの?
サーバー管理者はカーネルパラメータの調整が日常のようですが、デスクトップで使っていても調整が必要だということがわかってきた。
とくに飛び抜けて膨大な処理を行う、グラフィックです。
LinuxではCFQスケジューラーが自動で調整するのでデスクトップなら調整がいりません。
CFQはデスクトップで無調整で動き、サーバーまで対応、SSDも平気で扱えるように進化しているというから、とんでもないテクノロジーの一つです。
USBメモリーをすぐにアンマウントしようとするとその前からすぐに書き込み、すぐに抜かず用がある時は待ちます。CFQは私の心を読みます。

微妙に違う

特にC言語のAPI、扱いがわずかにちがう。この違いで儲けていたのでしょうが、UNIXの世界が完全オープンソースとなった今では、
FreeBSDがなんとLinuxのバイナリーを動かせるなど、徹底的な追従で生き残る。
タダで手に入るはずのプログラムのコンパイルでいちいち引っかかるというのは苦痛です。
またハッカーは普通のパソコンにUNIXをいれて日常で使いたがるが、そこで融通が効かないこともあります。

融通が微妙に効かない

上にあげた4つの欠陥により、他のシステムやオープン系と微妙に融通がきかない。
それは融通がきく方を選びますね。それは世界中のIT企業というよりユーザー自身が開発するGNU/Linuxが勝ちますよね。
バグが絶対なければ古くてもいいって、あのねそういうポリシーばっかりだとそれはもともとIBMのやることだから、メインフレームをかってしまわれる。
Solaris zoneよりLinuxのKVMを使われてしまう。ZFSよりbtrfsを使われてしまう。Solarisしかできないことはなくなってゆきます。

なぜか使い方が違う

ArchLinuxをデスクトップで使ってみるとなぜか面白い情報をいっぱい手に入れることができる。著作権セーフの動画をダウンロードできた。
Openindianaを使ってみると最初はいい雰囲気をしているがしだいに汚れ、やりたくないパフォーマンス最適化や社会への文句ばかりを検索する。
心に与える影響はもはや太陽ではない。
*この記事はエンタープライズに関わっていない素人の推測です。
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