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2016/06/15

音質も向上する ヘッドホンバスブースト回路

まずは回路図をどんとだそう


下記の適用回路例はAudio-Technicaの安物「EAR SUIT」に合わせてあります。改訂版です。
改訂版
入力の抵抗器は39Ωでも大丈夫だった。音が大きくなります
パスコンはさらに増やすほどに音が良くなる。47+33μF並列でも結構違います。
こんなのが音質も良くなるバスブースト回路なのです。しかも入力が出力のようです。何なのでしょうか。

あなたのヘッドホンに合わせるには

これはNIC回路という、「負性抵抗」の理論の回路です。
つまり電池をつなぐと電池に電流を流し込む動作になる。
まず、NIC回路のコンデンサを考えないで、抵抗だけを考えます。これはヘッドホンの直流抵抗を打ち消す。
インピーダンス変換器 (GIC など) - その1<<このサイトにNIC回路が何なのかと計算式が書いてある。
NIC回路の負性抵抗を、あなたのヘッドホンの直流抵抗よりすこし大きくしてください。そうしないとヘッドホンに電源電圧がかかります。
次にNIC回路の抵抗器とコンデンサが並列のところのコンデンサの値です。
これはヘッドホンにつなぎ、入力を繋げないで、コンデンサを取り替えつつ発振しないギリギリ小さい値のコンデンサにしてください。
じつは少し発振があるぐらいが、入力をつなげると発振が止まっていい音になるのですが、何があるかわからないものです。
厳密には
LCRメーターであなたのヘッドホンのインダクタンスを測定します。それと等しい「負の」インダクタンスをNIC回路のコンデンサで作ってください。

この回路の効果とは

低音が気持ちよくブーストされます。J-POPのライブの、会場にブンブン満ちている重低音が再現されます。
普通、低音ブーストでは音質がすこし下がるかもしれないですが
むしろこの回路は音質を向上させます。さまざまな音源で臨場感が上がり、ヘッドホンの音が少し高価なものの音になります。場合によっては、サラウンドヘッドホンでもないのに音が頭の外から聞こえます。

この「バスブースト」回路の原理とは何か。

実は、私は重低音マニアではありません。
これはヘッドホンの新しい駆動方式として開発したはずのものです。
ヘッドホンやスピーカーにある、コイルは、じゃじゃ馬な負荷で、電圧を加えてもすぐには電流が増えず、電気を切っても流そうとします。
ヘッドホンを駆動する方式として、いままで、「電圧駆動」「電流駆動」が考えられてきました。
これらが本当にヘッドホンやスピーカーに原音を鳴らせるのでしょうか。どれもどこか足りないと言われています。
それらと違うのは、「負性インダクタンス」です。
マイクの出力電圧は振動板の動く速度が速いほど大きくなります。スピーカーも電圧に応じて振動させたい。
しかしスピーカーはコイルなので、インダクタンスがあり、電圧を加えた瞬間は電流がなかなか流れず、すばやく振動しません。
負性インダクタンスはその逆で、電圧を与えると電流を電圧のある方向に送ります。信号源から見てインダクタンスを打ち消す。
なので、ヘッドホンのコイルに急に電流を流すことが、可能になります。だから低音が速くて、大きくなるのです。

タイムドメインの小型スピーカーの回路

タイムドメインの小型スピーカーが改良の余地が大きいとされていて、アンプを改造する人が多い。
私はこの回路が低音強化に向いている可能性があると思います。
というのもこれは低音ブーストだが位相特性を崩すのではなく治す回路だったりするからです。
ただし電力増幅段をつけ、出力に入っている10Ωをもっと少なくする再計算が必要と思われます。
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